rit. craft chocolate and coffee×もみじ作業所

もみじのアーティストの絵がパッケージに!

オミクロン株が今の今でも世間やこのもみじ作業所にも暗い影を落とすなか、いつの間にか明けた2022年。今年も激動の一年となりそうな気配ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

今回はバレンタインデー前のこの時期にぴったりの話題を一つ。

広島市中区江波の海岸沿いにある若者を中心に人気なクラフトチョコレート屋さん「リタルダンドrit. craft chocolate and coffee)」というお店のことを、SNSなどを通じてけっこういろいろな人が発信しているので多くの方が知っていることかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店舗外観。

オシャレです。

 

 

 

 

 

知らない、という方。営業時間や定休日など、お店についての情報は店舗ホームページなどが詳しいのでそちらをご覧いただけたら。チョコレート、というものの奥深さを知ること間違いなし。

HP↓

https://rit-craftchocolateandcoffee.com/

インスタグラム↓

https://www.instagram.com/rit.craft_chocolate_and_coffee/

 

 

 

その「リタルダンド(rit. craft chocolate and coffee)」のチョコレート商品群。多くの人を魅了する人気の秘訣にチョコレートの味とバリエーションはもちろんのこと、チョコレートのパッケージデザインの斬新さにもある、とは一部の人たちには知られていることではないでしょうか。ただそんな「知られた」チョコレートの一部のパッケージイラストを、もみじ作業所の仲間(利用者)が手掛けたことを、知る人は少ないでしょう。

 

 

レコードのドーナツ版と同サイズ「7 INCH RECORD CHOCOLATE」のパッケージ。そしてカセットテープ型「CASSETTE TAPE CHOCOLATE」のパッケージ。音楽的に言えば「ジャケットデザイン」とでも言うのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イラストはもみじ作業所の誇るアーティスト板村英治さんと新長大輔さん。そのイラストに店長の住居さんがデザインして出来上がった形がこんな感じ。

 

 

 

 

 

 

他のイラストレーターやデザイナー、アーティストの方々のパッケージの中に入って並ぶと圧巻。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この「リタルダンド(rit. craft chocolate and coffee)」さん、以前ももみじ作業所の「カタログ販売」の取り組みを通じて商品を卸していただいたり、新長さんの絵を包装紙として使用してくださったり浅からぬ縁が。その縁から今回、お声をかけてくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

以前は包装紙のデザインに使用してもらいました・・

 

 

 

バレンタインの友チョコとして買うもよし、最愛の人に贈るもよし、上司へのおべっかに使うも、部下や後輩への自慢にも!これさえ贈ればあなたのチョイスのセンスに称賛と羨望の眼差しを向けられること間違いなしかと。時期も時期で店内は入場制限を設けているようですが、感染対策をしたうえでお店に立ち寄っていただけたらと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

創作の源

 

パッケージのイラストに選んでもらった二人の仲間(利用者)。

彼らは、キーワードだけを与えてそれを自分の頭のなかで膨らませ、イメージを具現化する、というような描き方はしない。でも題材を与え、いくつかの具体的なイメージを与えれば、それを自分なりの描き方で描くことはできる。いやそれがいい味を出す。そのいい味を深めるために、そのイメージのなかで強調や見映えのよいポイントを、職員と一緒に頭を捻り、作り上げる。職員の主観が入る、という言われ方をするかもしれないが、一緒に描く職員の熱量は確実に描くものに影響を与えるし、作品として血が通ったものとなる。そんな気がする。これがベストかな、と思ってもそれ以上を加えた方がよい場合もあるだろうし、ここで止めておけばよかったのではないか、と自問する時もある。ただそんな自問や共同作業が、おもしろみでもあるし、それそのものを、饒舌な言葉、一般的に言うところのコミュニケーションスキルを持たない彼ら独特の凄み、として感じていてもらえたらうれしい。その作品の対価としてお金を得る。世間的に見れば名もなきハンディキャップを抱えた労働者でも、彼らにとってその対価を得るということが少なからず喜びとなり、創作への意欲となっていることは確かだ。

これからも、福祉施設を越えたところにある「よいもの」を。それが作り手(仲間)だけでなく送り手(我々)も意識し、受け手(お客様)にとっても「よいもの」となりますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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