みなさん、こんにちは。
もみじ作業所のHPに遊びに来て頂きありがとうございます。
今回から、毎年販売している「もみじオリジナルカレンダー」の製作の様子を企画・販売グループからシリーズでお伝えしていこうと思います。
「もみじオリジナルカレンダー」は、仲間の絵が掲載されたカレンダーで、「企画・販売グループ」では『売れてる自主製品ベスト3』に入る人気商品です。
毎年、約800部ほど作っていて、たくさんの方にご購入いただいています。
カレンダーが出来上がるまでの仲間と職員のエピソードを中心に、もみじ作業所を応援してくれている方や一緒に支援をしたいと思ってくださる方に向けて
「障がいのある仲間を中心に職員と一緒につくる自主製品」
「集団を大切にした仕事づくり」
「障がいのある仲間の声」
をカレンダーの製作を通して届けていきたいと思います。
仲間の記事も掲載予定です。
作業グループごとで絵画教室を開催 ~いろんな仲間の創作の時間~
まずは、カレンダーに使われている仲間の絵についてです。
もみじオリジナルカレンダーは、1冊のカレンダーで月ごとの絵が12枚使われています。
企画・販売グループ主催で絵画教室が行われ、そのときに描かれた絵を中心に使用しています。
絵画教室は、数ヶ月に1回、他の仕事と調整しながら作業グループごとに集まって絵を描きます。
講師の洲上先生に来ていただいて、仲間の絵の製作のサポートをしてもらっています。
洲上先生は広島で活動されている、イラストレーターさんです。
(いい写真がなかったので、別の機会に紹介しますね。)
第一もみじ作業所の古川所長も講師として参加しています。
1年に5回開催、絵画教室の風景~仲間の表現活動~
絵画教室は「企画・販売グループ」の仲間が中心で開催しています。
絵画教室の担当の仲間が作業グループごとに今回は「どのようなテーマで絵を描いてもらうか」
「モデルは何を準備するか」など決めます。
例えば、今年の4月に行われた「せんべいグループ」のテーマは
『春の楽しみ、好きなこと、もの』です。
モデルにはこのような写真を準備しました。
『京都の嵐山の桜』『チューリップ』『ショートケーキ』『アライグマ』『うさぎ』『シャボン玉』『だるま』などです。
参加する仲間が好きなものを考えたり、こんな絵を描いてもらうといい作品になるかなぁと、想像しながら選んでいます。
職員も仲間が提案したモデルについて、相談されたりアドバイスをしたりします。
モデルは実物の置物や花・野菜などを用意することもあります。
画材は、水彩絵具、くれよん、マジック、色鉛筆、画用紙、色紙などを使っています。
講師の先生や職員は、自分でどの画材を使うのか決めるのが難しい仲間をサポートしてその人の絵がステキになるような画材を提案します。
画用紙の色を選びやすいように数種類を提案して選んでもらい、仲間が自分で決められるような工夫をしながら、やり取りをしていきます。(自己決定できるようにです。)
すぐに飽きてしまって、席を外す仲間もいますが、みんな自由に時間を使って楽しんでいます。
こうやって思い思い描いた絵を、ためていってカレンダーの候補の絵を選んでいきます。
オリジナルカレンダーの製作は、仕事であり、もみじの仲間の大切な創作時間にもなっています。
表現活動は、大人になってもストレス緩和や豊かな暮らしに欠かせないと思います。
楽しい仕事時間→カレンダー商品→自分のお給料
もみじ作業所が楽しんでお金を稼げる場所になることを意識して、日々取り組んでいます。
障がいのある人も、ない人も、みんな楽しんで仕事が出来るといいですよね。
次回、もみじオリジナルカレンダー物語Vol.2は・・・
2023年のもみじオリジナルカレンダーは製作中です。
次回は「もみじオリジナルカレンダーの表紙づくり」の様子をお伝えしたいと思います。
本日も、最後まで読んでいただきありがとうございました。