さをり縫製グループ2019年展示会への道~⑧~ 広島市中区

A: はじまりは、「お願い」からでした。

そう、教えてくれたのは当時の担当職員さん。ペインティングがはじまったきっかけは、「お願いされた」からのようです。         
A:「そうそう。近くのデザイン会社さんが若い学生さん風の男性を連れてやってきたのよ」

それは、どんな依頼だったのでしょう??
A:「いやね、その学生さん風の男性がなんでもカバンを作って、生計を立てたい!とかで。で、何をカバンにするんですか?って聞いたら、テント生地だって言うわけ」。

おお!まさしく今やっている「ペインティング」そのもの!じゃないですか!
A:「そうそう。それで、もみじの仲間に、テント生地に色とか模様を描いてほしい!って…ことで。まあ、物は試しに…ってことでやってみることにしたわけです」。

それで初めて描いてみたのが、2010年8月31日のよく晴れた日…ってわけですね!

A:「みんなたのしそうに描いていたし、それはそれでいっか、みたいなね。
できあがった生地をそのデザイン会社の方に渡して、『できあがったら連絡しますね~』って言われて。まあ楽しみだわ、なんて思いながら、気がついたら1年以上音さたなしで。私もまあ、そりゃ暇じゃないから、忘れたり思い出したり、忘れたりして…」。

(ま…らしいっちゃ、らしいんですけど)で、どうなったんですか?

A:「実際出来上がりも楽しみだったから、改めて連絡してみたの。そしたら、その学生風の男性が、『これでは食べていかれない!』って泣く泣くカバンづくりを辞めたらしくて!でももみじの仲間が描いた生地を使ってカバンを作ってみているから、それはお持ちします』ってことで、持ってきてくれたのよ。そしたら…

そしたら…?

これがまあ、『あら!びっくり‼‼‼ いいじゃない、これ!って。これは、イケるわ!って思ったのよ。だから、デザイン会社の方に「うちでやらせてもらうわけにはいかないでしょうか?」って聞いてみたら、「どうぞ。ぜひやってください!」って言ってくれてね」。

そのときのカバンがこちら!

2012年2月7日(火)~12日(日)まで中区鶴見町にあった art space HAPで行われた『もみじのなかま💛みんなだいすき展』で初披露されました。

この時は、この2点しかなかったので、「展示品」として紹介。問い合わせが結構殺到して、本格的に「カバンを作っていこう!」ということになったのだそうです。

今でも、このカバンは大事に? 大事に??さをり縫製グループの隅のほうで、みんなの取り組みを見守っている?とかいないとか…。

2つあったはずの試作カバン。残っているのは、今は1つだけなんだって。
なんで??

それはまた、
別のおはなし。
おとめっこ、見てるぅ~? 展示会、きっときてね。

2019(平成31)年2月5日(火)~2月10日(日)
11:00~18:00(最終日は16:30まで)
場所:ギャラリーG(広島市中区上八丁堀4-1)

おまえの中で雨が降れば
僕は傘を閉じて
濡れていけるかな…

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